EMPLOYMENT

進路・資格

情報学部ならではの学びを活かした
自己PRで内定を獲得

増田 克巳 MASUDA Katsumi

2022年度卒業 /
就職先 ソニーミュージックグループ

本学で学ぶことで得たことを教えてください。

高校生まではどちらかと言うと内向的だった私ですが、それではいけないと思って、大学入学後は最初から食わず嫌いを克服しようとどんどんいろんな人に話しかけていきました。そのおかげで友人もたくさんでき、コミュニケーション能力は向上したと思います。
1年生の時に学習指導員がやってくださるワークショップで、ソニックパイというソフトで音楽の作り方を学んだのですが、これが面白くて、他の学生と協力して、地元の小学生を招いたプログラム体験授業を行い、グループのまとめ役などもやらせてもらいましたが、イベントの引率などできるようになった自分を嬉しく思いました。
また情報学部のイメージはパソコンをずっと触っているイメージもあったのですが、明星大学の情報学部は常に「情報×人」という視点で考える学部やゼミでしたので、情報を人のためにどう生かすかを常に考える発想が育ったように感じています。

印象的な授業またはプログラムを教えてください。

「プロジェクト・実験」という授業があり、私はプロジェクトを選択したのですが、とても楽しいものでした。
高校まではずっと講義を受ける座学が基本ですが、この「プロジェクト・実験」という授業は情報学部の中でも率先して自らが動く授業で、チームで連携し、プロジェクトに取り組みました。
このチームで連携という点が、高校までと一番違う点だと感じました。

1つ目のプロジェクトは、静岡県伊東市富戸のNPOと連携して地域を活性化するプロジェクト、2つ目は高尾山の近くにあるカフェの集客プロジェクトでしたがどちらも有意義でした。カフェでは、コロナ禍でお客さんが減った状況をITの力で盛り上げることを目的に、情報学部はVRやAIやプロジェクションマッピングなどのプログラムを書いたりアプリを開発することで何か貢献できないかを考えます。カフェのワインはジョージア産でしたので、現地との連携は国際コミュニケーション学科の学生に担当してもらい、学部連携してプロジェクトを進めました。
私はVRでワインがどのように作られてるのかを知ってもらうプログラムを書き、産地や製法をVRで体感しながら知ってもらえるウェブサイトでお客さんをファンにする仕掛けを展開しました。とても面白いと、お店の方にも喜んでいただけました。

就職活動を振り返ってみていかがですか?

3年生の夏休み前、6月頃から始めたのですが、最初はあまりうまくいかず意欲も落ち気味でした。
友人にエントリーシートの書き方を大学に教わったらどうかとアドバイスをもらい、キャリアセンターに見てもらうと、赤入れだらけで戻ってきました。指導を参考に書き直してもう一度提出するというのを1ヶ月くらい繰り返したところ、確実に精度が上がり、11月に内定を1ついただきました。
その後、もう少し頑張ってみようと就職活動を続け、難関と思っていたソニーミュージックグループも受けたのですが、適性検査など筆記試験を通過し、とんとん拍子で最終面接まで行きました。面接当日は学生側が3人で会社側が7人だったのですが、私はとにかく相手の印象に残るような面接をしたいと挑みました。
情報学部らしく新しいSNSを作りたいと自己PRしたのですが、どのくらいの規模でどこにPRするのかなど質問が詳しく返ってきました。曖昧な話し方はしたくないと思っていましたし、情報学部で普段から数字を扱っていますので、規模感も具体的に、サイトの公開の内容も詳しく、数字を交えて具体的なトークをしました。結果は無事内定。この成功は情報学部ならではの学びが生きたと思います。

これから明星大学に入ってくる後輩にアドバイスを!

情報学部は座学が多いイメージがあるかも知れませんが、情報やプログラミングはあくまでツール。それをつかって何をするのかということが大事です。明星大学情報学部には、オープンラボにレーザーカッターや3Dプリンタもあり、ツールは何でもあります。人と違うことを見つけてどんどんやった方が良いし、やれる環境です。
これからの時代は何をするにも情報化社会ですので、ここでの学びはどんな分野にでも活かせると思いますよ!