EMPLOYMENT

進路・資格

大学で作ったプログラムを授業で使っていますが、生徒もとても楽しそうに参加してくれますよ。

中田 和希 NAKATA Kazuki

2021年度卒業 /
就職先 千葉県立銚子高等学校

大学で学んであなたが成長した点を教えてください。

自分から行動していく点が自分なりに成長したと思います。大学という場所は、授業も教育実習も自分から行動していくことでより多くのことが学べると思います。私自身も、3年次に自分が興味がある研究室の先生に友だちと一緒に勇気を持って声をかけさせていただき、研究室への出入りを歓迎していただきました。コロナ禍には週2回あるゼミのオンラインミーティングにも下級生ながら参加させていただき、先輩にいろいろなことを教えていただいたり、時には研究に対しての意見を求められたり、結果とても多くのことを学ばせていただきました。
教育実習の時もそうでした。現役の高校の情報科の先生が大学で授業をしてくださる機会があり、私は、自分が情報科の教員になりたいということを強く話したんです。それがきっかけで教育実習先も変わることとなり今に至ります。何ごとも自分から行動することで道が開けていくんだと実感しています。

特に記憶に残っている授業、課外活動、ゼミ活動があれば教えてください。

1年生で学んだ基礎をもとに、2年生になって、情報学実験基礎という授業で実機でプログラミングを作り始めたことがとても楽しくて記憶に残っています。
3コマ連続で行われる授業で、とても大変な面もありましたが、パソコンでアプリケーションを作り、Androidのスマートフォンに書き込んで実際に動かしてみたり、レーザーポインターを論理回路を使って動かして絵を描いてみたり、自分たちが書いたプログラミングが実際に動くという経験を実機での実験を通してできることがとても嬉しかったんです。
レポートも丁寧にまとめたり、これぞ情報学部の授業だという体験をいくつもすることができて充実していたと記憶しています。

現在のお仕事内容について教えてください。

千葉県立銚子高等学校に赴任して、2年目になります。情報科の教員をしています。
本校はもともと女子校だったため女子の比率が高めですが、1学年4クラスで合計160名程度の高校で、ただ1人の情報科の教員をしています。私は数学の教員免許も持っていますが、ここでは週16コマの情報学科の授業を担当しており、情報科の専任教員となります。クラス担任はまだ持っていませんが、3年1組の副担任をやらせていただいており、他にバスケットボール部の顧問もしています。
学校の先生という仕事は思ったよりも忙しいですが、授業をやっている時が何より楽しいですし、やりがいを日々感じています。本校では今年からタブレットの支給が始まり、1年生は皆が持っていますし、これから情報科での単位取得も必要になってきますので、ますますやりがいも膨らんでいくだろうと感じています。

大学での学びが今の仕事に生きている点について教えてください。

実際の授業で、色と位置を当てるゲームを使ってプログラム言語の基礎を教えているのですが、そのゲームは大学で作ったものを使っています。生徒もとても楽しそうに参加してくれますよ。また、情報科としての知識習得はもちろん大事なのですが、私としては、ただその知識を植え付けるのではなく、今の社会で問題となっていることを解決するために情報学で何ができるのか、という点に主軸を置いた授業をしたいといつも思っていますので、明星大学で学んだ考え方も生かされています。今でも研究室とは繋がりを持たせていただいているのですが、カリキュラムもさらに時代にマッチしたものに変わってきていると聞きますし、AIもそうですが、情報学の可能性はこれから無限大に広がりがあると思います。社会に役立つ情報学を幅広く教えてくれる明星大学情報学部で学ぶことは、さまざまな仕事に必ず生きてくるだろうと思います。

これから明星大学に入ってくる高校生にアドバイスを!

最近の学生は卒業時に必要スキルが低下していると言われているそうですが、明星大学は、実際にPCスキルも日常的に磨いていますし、目に見えるスペックがしっかり実ります。
また情報に関する資格もとりやすいですし、講座などのサポートも揃っています。
それに、先ほども言ったように社会に役立つ情報学を常に学生に提供してくださる環境ですので、新しい情報が出てくれば常に先生方も目を光らせているような学部環境です。最先端を追いかけて幅広く学んでいきたい人には絶対にお勧めの大学ですよ!

上司の声

本校の情報科唯一の職員として学校の情報システムを管理し、またICT教育の要として学校全体を支えてくれています。生徒からも慕われ、職員からは頼りがいのある教員とされています。