EMPLOYMENT

進路・資格

「ものを作り出す」という自分の好きなことを、とにかくなんでもやってみています。

田口 亜美 TAGUCHI Ami

2020年度卒業 /
就職先 株式会社 本間組

大学で学んであなたが成長した点を教えてください。

私が大学で成長した点は、とにかく諦めないこと、自分でなんでもやってみることです。
もともと数学の先生に憧れていた私は、明星大学の情報学部で数学教員の免許が取れることを知って入学しました。ところが予備知識がまったくない私には、情報学部の勉強は大変なことも多く、特にプログラミングの授業では何度も諦めそうになりました。
ですが、そんな時にも心の支えになってくれる友人がいたことや、明星大学情報学部にある寺子屋という場所で先生にヒントをいただくことができましたので、とにかく諦めないでやってみる、ということを続けました。時にはそれでも心が折れそうになることもありましたが、教職のための勉強と交互に頑張ったり、気持ちを切り替えたりと、工夫しながらなんとか最後までやりきることができ、その経験が自分を強くしてくれたと思っています。

特に記憶に残っている授業、課外活動、ゼミ活動があれば教えて下さい。

プログラミングの授業で、C言語の基礎を学ぶ授業でのことです。私が作ったプログラミングは、アイドルグループのメンバーを条件設定しておいて、入力する情報によって該当メンバーが表示されるというものでした。条件を繰り返し言語で書いていくのですが、なかなかうまくいかず苦戦しました。授業が終わってからも寺子屋を利用して必死で仕上げたことが記憶に残っています。
また、課外活動として2年生の時に「僕らの夏休みProject」という活動の支部サークルを明星大学内に立ち上げるメンバーとなり、その活動で被災地である岩手県の小学生に会いに行って一緒に遊ぶという経験はとても印象的な思い出となっています。

現在のお仕事内容について教えてください。

私は、新潟県を拠点に全国で土木、建築工事を行っている総合建設業の株式会社本間組に勤務しており、今年で入社3年目になります。
現在、高速道路の橋脚を補修する工事を担当しています。業務の内容は、現場監督という立場で、施工を担当する作業員の方と作業の確認や進捗確認を行っています。また、工事発注者と現場で打ち合わせを行う「立会」という業務があるのですが、立会に伴う事前の資料作成や取りまとめなどのデスクワークも行っています。
工事現場は屋外作業が多く体力が必要ですが、学生時代にテニス部の活動で鍛えた体力・精神力で頑張っています。

大学での学びが今の仕事に生きている点について教えてください。

とりあえず自分でなんでも挑戦する精神。これは間違いなく活きています。
本間組と出会えたのは情報学部の就職支援がきっかけでした。元々は教員を目指していましたが、教育実習などを体験していく中で、将来を教職だけに限らず別の業種を考えても良いかなと思っていたんです。そんな時、情報学部の就職相談の窓口を訪ね自分を見つめ直す中で「ものを作り出すことが好き」ということに気づき、就職支援の担当者から「将来の就職先に建設業界を視野に入れてはどうか」とアドバイスを頂きました。大学時代に学んできた内容から就職先は教員や事務職を考えていましたが、建設業界も目指せることを教えていただき、今の道が開けました。
今仕事でいちばん楽しいと感じる瞬間は、新しい発見があることなんです。資材を運ぶ時の紐の縛り方ひとつにも新しい発見があります。なんでも挑戦してみることですね。毎日ものづくりの現場で成長する自分を実感しています。

これから明星大学に入ってくる高校生にアドバイスを!

明星大学情報学部は、寺子屋もそうですが、支援室など職員の方々も含めて皆さん優しく、サポートが親身で手厚いです。
例えば数学が苦手な方、私のようにプログラミングが初心者の方でも、誰でも諦めずにやれば道は開ける環境がここにはありますし、いろんなところで使える力が自然と身についていくことでしょう。進路のサポートもしっかりしていますから、是非、ここでみんな頑張ってください。

上司の声

建設業の仕事は昔と違い、情報技術力が求められます。その中で、大学で学んだことを活かし、スムーズに仕事をこなされていると思います。