VOICES

先輩たちの声

体の弱かった私が恩を感じている業界に、大学で学んだ知識を活かして就職します。

K.Fumiya

2023年度卒業 /
金融系システム企業

本学で学ぶことで得たことを教えてください。

私が得たものは大きく2つあります。1つは、自分で考える力です。中学や高校はある程度身を任せていれば良い部分もありますが、大学では自主性が問われます。自分でやらないと何も進まないですし、何の成果も生まれません。当たり前のことですが、その環境下において自分で考える力が身につきました。もう1つは、他人と協力する力です。日々の授業もそうですし、先日まで取り組んでいた卒業論文もそうです。周囲との協力が大切になります。卒業論文に取り組み始めた頃は、周りにあまり相談せずに進めていましたが、新規性のある目標やその意味などを自分だけで求めるのは厳しく、友人を頼り、研究室の先生に相談して、意見やアドバイスをもらいながら進めました。授業で扱うプログラムと違い、卒業論文では桁違いの分量にもなります。友人とSNSと通じ相談したり、大学でも集まったら協力し合い、先生の力も借りて完成させました。今までは自分で何でもやろうとしてきましたが、大学生活を通じて大きく意識が変わりました。

印象的な授業またはプログラムを教えてください。

どの授業も非常に魅力的でしたが、中でも印象的だったのは、オブジェクト指向言語という授業です。授業内ではJavaを中心に学び、最終的にはグループで1つのものを完成させるというのが非常に楽しかったです。それまでは決まったものを作るのが基本でしたが、道筋までを自分で考えて取り組むのが初めての経験でした。教わってきたことをどのように発展させていくのか。自分で考えていく習慣の原点となった授業ですのでよく覚えています。具体的にはゲームを作ったのですが、今までの利用者目線ではなく、ここまで複雑なプログラムが必要なのか、このプログラムはこんなにも幅広い汎用性があるのか、など知らなかったことも体得することができ、とても有意義でした。

就職活動を振り返ってみていかがですか?

私が就職活動を始めたのは3年生の夏です。最初は乗り気になれなかったのですが、まずはエントリーシートを書いて自己分析をするところから始めました。

合同説明会やインターンに行き始めたのは夏休みからです。最初はいろんな企業の説明を広く聞いて自分の興味のある分野を探していき、業界が絞れてくると、自己分析をさらに深めていきました。最終的に保険のIT業種に絞ったのは、自身の体験も関係しています。実は幼少期は体が弱かったため、病院にかかることが多くありました。病院には恩を感じていますし、お金もたくさんかかったので保険に助けられた部分は大きいと思います。そのため今度は自分がサービスを提供する側で貢献できたらと思うと共に、自分が学んできだITの知見も活かせればと思い、保険業界に絞りました。面接では、アルバイトでの経験や授業で学んだことを中心に自己PRしました。その際、話した内容に対する質問を頂きましたが、自己分析の結果もあり、具体的な数値やより詳しい内容を踏まえて話すことが出来ました。自己分析や大学での経験、友人との情報交換など、数多くの経験が内定という結果に結びついた要因だと思います。

これから明星大学に入ってくる後輩にアドバイスを!

大学という場所は、楽しむもよし、学ぶもよし、人それぞれです。ただ、とにかくアクションを起こしてほしいと思います。何かアクションしたら、反応して協力してくれる学生、教えてくれる先生方がここにはいます。また、様々なツールもあるので、自分がやりたいと思ったことをやれる環境も整っていると思います。自分の興味があることに突き進んでいくことが大事になると思いますので、ぜひ積極的に頑張ってください!