本学で学ぶことで得たことを教えてください。
明星大学は「こういうことをやりたい!」と学生が思った時に叶えられるような環境の整った大学だと思います。私は「学会に行きたい」と発信し、行動していたら学部生のうちに学会に参加することができました。最初の学会参加は3年生の時です。宇都宮で行われたDIA2023(動的画像処理実利用化ワークショップ2023)で発表させていただきました。また、2024年にはマレーシアで行われたIWAIT2024(International Workshop on Advanced Image Technology 2024)に参加し、様々な国の参加者と交流することができました。私の研究はリミナルスペースという空間の持つ違和感をテーマとしたものでした。リミナルスペースに対し人が違和感や関心を持つ要因を、情報学部で学ぶ画像処理や人工知能を用いて探るものです。研究室の教授や先輩に技術面やプレゼンテーションなどのアドバイスをいただきながら学会の準備をしていきました。何でも自分がやってみたいことがあれば積極的に発信し行動することが大切だと、実践していく中で学びました。
印象的な授業またはプログラムを教えてください。
情報学部では、実験やプログラム演習の授業があります。私が受講したものは自分で手を動かして小規模のネットワーク構築を行う実験や、ゲーム開発の基礎を学ぶような実験でした。そのほかにもAIを用いて自由に実験を行うものや、インタラクティブに関連したプロジェクトなど様々な種類がありました。これらの授業は2年生の後期から開始されるのですが、私にとっては難しい授業だったため、何度も教授やティーチング・アシスタントの方に質問を行い、次第に理解していく感覚が嬉しかったことを覚えています。ただ受け身で学ぶだけではなく実験を自分の手で行っていくことで理解しやすく面白いと思える授業でした。また授業によっては研究成果発表があり、パワーポイントを用意してみんなの前で発表することもありました。学会の準備とも通じるものがあり、その点も私にとって有意義でした。
就職活動を振り返ってみていかがですか?
IT人材への世間の期待度は高いと感じていましたが、私は情報学部に入学したのが他の学生より遅かったため最初は焦っていました。その焦りがあるにも関わらず、どのようなことから手をつけ始めればいいのかわからず、うまく動くことができませんでした。そんな2年生の2月頃、大学の就職センターが主催する就活ガイダンスに参加しました。就活のスケジュールや流れ、どのようなことをすればいいのかが理解できた為、早めに就活のスタートを切ることができました。3年生の5月頃には業界研究を深め、6月には大学主催の企業合同説明会に参加して夏休みにはインターンに参加していきました。情報学部で学んだ技術や経験を活かしシステムエンジニアとして活躍したいと考えていたため、企業説明会にとにかく沢山参加しました。その中で本当に行きたいと思える企業を絞り、数社を受けました。結果、第一希望の企業に早期選考で内定をいただき、私の就職活動は3年生の2月に終わりました。かなり早い時期に就職活動を終えることとなりましたが、これまで行なってきた就職活動に関する準備を最大限活かすことができた感覚がありました。特に面接対策はかなり力を入れました。自分であらゆる質問を考えて答えられるよう準備したり、パワーポイントで自作の資料を作ったりしました。また就職センターで面接練習やエントリーシートの添削をしていただき、就職センターの主催する「優良企業就活講座」というイベントにも参加し、アドバイスをできる限りいただくようにしました。少し気になっていた年齢のことも関係ないと助言いただいてからは自信を持って挑めました。結果的に内定をいただいた企業はいずれも自分のことをしっかり伝えられたと思います。おそらく強みになると思っていた学会参加にまつわる経験よりも、実際は意外と普段どういう意識で日々を過ごしているかを聞かれることが多く、学生の間にとにかく気になったことは突き詰めて行動を起こしてきたことが報われたように思えて嬉しかったです。
これから明星大学に入ってくる後輩にアドバイスを!
やりたいと思ったことは何でもチャレンジしてみると良いと思います。積極性は大切です。
私はもともと建築業界に関心があったのですが、将来の進路を考えた時にIT人材に可能性を感じ、情報学部へと入学しました。ただ最初はパソコンの使い方がわからず、AIの意味も知らない、ゼロの状態でした。そこから今まで成長できたのは、質問をすると授業外の時間を使ってまで答えてくださった教職員の方々や、学習しやすい明星大学の環境や制度のおかげだと感じています。明星大学には学生が学んで成長できる環境が整っています。何かあれば相談できる場所があり、教授とも話しやすい大学です。大きく綺麗な図書館で学習できる環境もありますし、情報学部には寺子屋という授業に関して指導員の方に質問できる場所もあり、学びやすい環境だと思います。また資格や就職活動に対する支援も手厚いです。学部生のうちに何かしらの形で外部に発信をする学生は多く、日々刺激を受けられます。少しでもやりたいと思ったことは手を挙げて発信し、行動することでチャンスに繋がると思います。日々の大学生活もそうですが、就職活動も積極的に行動できる人が結果を掴むと思います。ぜひしっかり自分がやりたいことを発信していってください!