【植木研究室】国際競争型ベンチマーク TREC 2025 の映像検索部門で世界トップを獲得し1〜4位を独占！

情報学部の植木研究室は、国際競争型ベンチマーク「TREC 2025（Text REtrieval Conference 2025）」に参加し、世界各国の大学・研究機関から提出された29のシステムの中で、4つのシステムが1位から4位を独占する快挙を達成しました。

TRECは米国国立標準技術研究所（NIST）が主催する国際的な評価ワークショップであり、映像やテキストを対象とした検索技術の性能を世界規模で比較・検証する場です。今回参加したTREC 2025の映像検索部門（Ad-hoc Video Searchタスク）は、140万を超える映像の中から、複雑な文で与えられた検索クエリに最も関連する映像を見つけ出すという、極めて難易度の高い課題です。植木研究室では、このタスクにおいて視覚言語モデル（VLM: Vision-Language Model）を活用し、過去のシステムと比べて大幅に検索精度を向上させる仕組みを導入しました。映像内容をより深く理解し、テキストによる検索クエリとの意味的な対応を高精度に評価できるようにしたことが、高い性能向上につながりました。

映像検索における精度のさらなる向上に加え、検索速度の高速化や、ユーザがより使いやすい検索インターフェースの開発にも力を入れていく予定です。これにより、誰もが直感的に映像を検索できる実用的なシステムの実現を目指しています。

“A traffic light seen at an intersection of a road or street”の検索結果例

“Two or more people indoors with coffee cups or mugs seen with them”の検索結果例

“Two women together wearing hats, excluding caps, outdoors.png”の検索結果例

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