近年の捕手併用によって捕手による打者に対する配球に相違があると推測する.本研究では,読売ジャイアンツの小林選手と大城選手を対象として.打者それぞれに対する配球の相違を分析する.鈴木選手,ソト選手に対して小林選手は打者の苦手なコースや球種だけでなく投手の調子も考慮した配球を行っていると推測される.大城選手は打者の苦手なコースや球種を重視して配球を行っていると考えられる.以上の結果から,小林選手は投手を見る捕手であり,大城選手は打者を見る捕手であることが考えられる.
担当教授からのコメント
当研究室ではスポーツデータサイエンスコンペティション参加によるデータ提供を受けているが,コンペティションでは分析予選を通過し,ポスターセッションに参加されている多くの質問者へ分析結果の説明を丁寧に実施した.