明星大学
明星大学情報学部
卒業研究アーカイブス
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明星大学 情報学部

卒研展

2021
2021
最優秀賞
相山 未来
視覚障がい者に向けた精肉商品の選定支援

現在,視覚障がい者の人数は増加傾向にある. 多くの視覚障がい者は,買い物の際にガイドヘルパーによる介助を受けている. 視覚障がい者単独で店舗に訪れた場合にも,店員からの援助を受けることで円滑にかつ安全に買い物を進めていることから,視覚 障がい者単独での買い物は困難であると考えられる. 精肉商品は,商品ラベルは同じであっても,色味 や脂身の割合等,個体差が多く存在し,消費者によって好みが異なる. 視覚障がい者単独で精肉商品の個体差を見分けることは難しく,好みを反映した商品選定は難しいと考えられる. また,ガイドヘルパーや店員の介助があった場合も,精肉商品に対する好みを伝えることは難しく,自身の好みにあった精肉商品の選定は困難であると考えられる. そこで本研究では,精肉商品の好みを定量化することで,好みに近い精肉商品を選定し,視覚障がい者単独で精肉商品の選定が可能となることを目的とする. 対象として,障害の程度がぼやける等で見えづらかったり,色の区別が難しかったりする方を想定する.

優秀賞

学生賞

支援センター賞

卒研展について

明星大学情報学部では,4年間の総まとめとして1年間に渡り学部4年生が取り組んできた卒業研究をより多くの方に見ていただきたいという考えから,卒研展をオンラインで実施する運びとなりました.
これまでの情報学部の卒業研究は,卒業研究発表会で研究成果を発表することで,大学4年間を締めくくってきました.
しかし発表会だけで終わらすには勿体無い研究が多くあることから,芸術系・デザイン系の学部では一般的な「卒制展」の発表形式を取り入れ,卒業研究を発表するもう一つの場として,「卒研展」を2021年度から開催することにしました.
また,この「卒研展」サイトは,卒業研究のアーカイブとしての役割も果たします.
ここに展示されている研究は,教員から推薦を受けた選りすぐりの卒業研究です.
本学学生の自由な発想,ユニークな着想による卒業研究の数々をどうぞご高覧ください.