支援センター賞

本研究は，「無限ループサイフォン」なる科学動画作品に対し，それを現実世界で実現する方法を提案したものである．無限ループサイフォンはサイフォンの原理を用いた動画であり，あたかも永久機関のように見えるが，フェイク動画であると言われている．本研究では，同動画がフェイク動画であることを踏まえて，外力の導入を認めるもののサイフォンの原理を用いて，動画とほぼ同様の動きとなる手法を提案している．特に二つのコップに跨るストローの挙動にまでその再現を目指した点は評価に値する．当該者は多くの実験を行い，その動画の挙動を再現するまでを，明確に講演し，その面白さを伝えていたことから，プレゼン賞にふさわしいと思われる．